国際税務
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中国税法におけるマスターファイル関連規定

 中国の移転価格文書には、企業グループ全体の基本情報から成る“マスターファイル”、企業グループ内の各法人に固有の情報で構成される“ローカルファイル”、関連役務取引等の個別取引に対する“特定事項ファイル”、の三種のファイルがあります。
 マスターファイルは多国籍企業グループのグローバル業務の全体状況を開示するものであり、グループ全体の組織構成、業務の記述、無形資産の存在と分布、資金融通の状況、財務及び税務状況を記述するファイルです。
グループの事業をハイレベルで記述するものですが、中国に所在する法人と直接取引のないグループ内他社の業務内容や自社を含むグループ各社の事業上の位置付けにまで記述が及ぶため本社が主管して作成します。



【マスターファイルの構造】


・組織構成:図表形式によるグループの全世界レベルでの持分関係及び地理的分布
・業務の記述:ビジネスの概要、主要5事業の商流と市場、主要法人の価値創造への貢献
・無形資産:グループ無形資産の帰属・利用状況、開発拠点情報、主たる契約
・資金融通:グループ間資金融通及び非関連貸付者との主たる資金融通の状況
・財務及び税務状況:直近の連結財務諸表、国別報告書の構成企業名称・所在地

関連取引が年間2億元以上ある中国法人にマスターファイルの提出義務があります。中国税務局への提出では中国語版の作成が必要です。訳文の稚拙で調査対象となるかならないかの分かれ目になることもありますので、中国語版の作成過程においては日中両言語に通じた税務専門家のレビューをお勧めします。

 

マスターファイル作成業務のご案内

 弊社では、移転価格実務の権威でもある森信夫氏が代表を務めるアリックスパートナーズ(AP)と共同で、日本本社向けのマスターファイル(MF)作成業務を提供しています。
 我々のアプローチは、社内で共有できる「たたき台としてのMF」を作成することに主眼を置いています。まずは形にすることが大事です。決して最初から満点のMFを作成することを目指していません。合格点に達していますが改善の余地を残すMFを試作するお手伝いを致します。
 社内リソースを最大限に活用してMFを作ることも我々のこだわりです。MFは作ったら終わりではなく、的確に運用され、適時修正されてこそ意味があります。我々の推奨するMFは、税務・経理部門だけでなく、法務、研究開発、営業、調達、生産、経営企画などの皆様にも役割分担して作成頂きます。
 試作MFは、貴社が関連取引の対価設定のありかたを議論したり、研究開発費用の回収方法を考えたりする出発点となります。このような過程を経て、MFはより精度の高いものになっていくと考えます。
 弊社は皆様と、マスターファイルの完成に向かって共に努力してゆきたいと考えています。
必要なアドバイスを適時に提供する、貴社の負担にも配慮した、我々の“痒いところに手が届く”サービスをご検討ください。